第469回(2019年5月期) 月間新人漫画賞 発表
独自の世界観を描ききった3作品が堂々受賞!
佳作〈15万円〉+TOP賞〈15万円〉
動物として愛でられている? それとも異性として愛されている?
『透明人間少女と狼少年』
酢豚ゆうき
(東京都 32歳)20P
担当者メッセージ
登場人物一つ一つの言動から、独特な間や空気を感じられる作品でした。作者独自のセンスが素晴らしいです。また、設定を会話とシーンだけで見せられている点も好印象。読者を自然に作品世界に引き込んでくれました!
奨励賞〈10万円〉
馬かもしれないし、馬じゃないかもしれない。
『スーホの白い何か』
アーモンド山チョコ久
(大阪府 33歳)14P
担当者メッセージ
タイトルから想像できる通り、モンゴルの有名な民話を、圧倒的独自解釈で意訳(笑)。逆ぎれと、とてつもない天然っぷりを使い分ける、主人公のキャラが秀逸。もうひとボケあると、もっと跳ねたかも。
期待賞〈3万円〉 新しく担当がついた方に贈る賞!!!
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『黒点竜の悲劇より』
周あさひ
(埼玉県 24歳)64P
総評
編集次長・S
漫画を描くのは大変です。応募作を完成させるには何ヵ月もかかると思います。でも、せっかく長い時間をかけて描いたのに、何が言いたいのかよくわからない作品がいくつもありました。対策は簡単、応募前に友達や家族など身近な誰かに読ませて感想を聞くことです。入賞したらどうせ読まれるんですから。
編集部員・T
今回TOP賞を獲った作品は「間を意識した作りと、優しさに満ちた世界観を武器に、幅広い読者に愛されそうな漫画が今後描けそう」という将来性の部分にとても魅力を感じました。ご投稿頂いた作品の中にある将来性を見落とさないよう、今後も部員一同ていねいに選考していきますので、ドシドシご応募ください!