真っすぐな愛情、揺れる心情。
いびつで一途な恋物語は
編集部員の名作アルバムに刻まれた!!
佳作〈15万円〉+TOP賞〈15万円〉
『ゆりかごのアルバム』
井戸畑机
38P 東京都 23歳
担当者メッセージ
好きな男子を盗撮してアルバムを作るという、主人公・ゆりかごさんのキャラクターが気持ち悪く、そしてかわいい! 彼女の沈む気持ちや、嬉しい気持ちがころころと変わる表情で表現され、不思議と応援してしまう。キャラクターを通して青春の1ページを体験できる、素晴らしい作品でした!
奨励賞〈10万円〉
『ゼウスの拾い子』
珊十五
(大阪府 25歳)26P
担当者メッセージ
溺愛する娘のデートを邪魔しようと必死な様子の父・ゼウスに笑うしかない! またゼウスやヘルメスなど全員を愛せるキャラに仕上げる力がすごい!
奨励賞〈10万円〉
『メイドヨコの平凡な日常』
Ting
(東京都 24歳)26P
担当者メッセージ
“麗しきメイド”なのに“ご主人様のためなら殺人もいとわない”というキャラのギャップが抜群! コミカルな読みごたえも秀逸で次回作に期待大です!!
期待賞〈3万円〉 新しく担当がついた方に贈る賞!!!
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『Rarry』
伊藤遥人
(神奈川県 21歳)62P
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『破壊病』
黄道
(台北市 31歳)50P
総評
編集部員・Y本
これからの可能性を感じさせる才能が多かったと思います。ただ、まだ自分が何を描いたらいいか、どこに魅力があるのか、ぼんやりしているのかもしれません。次回作ではもっと自分のストロングポイントを(間違っていてもいいので)意識して描いてほしいです。当たり前ではないキャラクター、予想を裏切るストーリー展開、驚かせる演出、わかっていても泣いてしまう強いドラマ、恥ずかしくなるくらい瑞々しい感性、魂を込めて描き込んだ絵、とっておきのアイディアなど…。一つで構いません。自分の武器を信じて頑張ってください。
副編集長・Y崎
18年ぶりぐらいでヤンマガ月間賞の応募作に目を通しました。「相変わらず門戸の広い賞だなぁ」と、荒削りな才能や、野心あふれる冒険作の数々に、若き日を思い出してみたり(遠い目)。さて、そんな中で新たに気づいたことは、担当がいるというのは、結構なアドバンテージになるんだな、ということ。もちろん担当のいない方の投稿作にも魅力ある作品も多くありましたが、「自分に惚れ込んでくれる他人」の目を通すことで、みなさんの才能は想像以上に磨かれます。プロデビューを目指す方でまだ担当のいない方は、ぜひヤンマガ月間賞で最高の相棒を見つけてください!