物語とは「場面」の連なりではなく、登場人物達の「感情=心の動き」の積み重ねだと考えてみてはいかがでしょうか。今月のTOP賞を獲得した『画竜点睛』は、実の母親に監禁されながらも大好きな絵を描き続けた少年の、絶望と歓喜が見事に積み重ねられていました。キャラクターの心を目一杯動かして、読者の心を撃ち抜いてください！

入選の上杉さんは、今年1月期の月間賞で期待賞だった方。半年ほどで見違える成長を遂げて、いい賞を獲ってくれるのは、担当者じゃなくても嬉しいですね。他の方もいい賞じゃなかったからって腐らないでください。賞を獲ってる時点で、なんらかの才能があるということです。短所を気にするより、その才能を伸ばし、速攻リベンジしてください。