「漫画って自由でいいな」と今回の応募作品のすべてを読んであらためて思いました。奈良時代を描いてもいいし、宇宙船の中を描いてもいい。自由に人を殺してもいいし、死んだ人が生き返ってもいい。いろいろな発想のドラマがたくさんありました。もっともっと自由になってください。誰が読むのかを意識することだけを忘れずに！

奈良時代×熱血青年、高校野球×殺人鬼、SNS×胸糞女などなど今月の受賞作は、1＋1が3以上になるような独自の設定が見受けられ、のっけから世界に引きずりこもうとするキャラ力を強く感じて、思わず嬉しくなりました。次作では、その力をラストまで持続させ、空振りを恐れず、思い切り振り抜く漫画作りに挑んでほしいと思います。